2004年アテネ五輪女子マラソン金メダリストで、世界選手権(8月・モスクワ)代表の野口みずき(シスメックス)が3日、最終合宿を行うスイスのサンモリッツ出発の前に関西空港で取材に応じ「最終段階なので量より質を求めて、集中してやりたい」と意気込みを語った。

 この日35歳の誕生日を迎えたベテランは、5年前の北京五輪直前、同地での合宿中に負傷した苦い記憶がある。「北京のこともあるが、腹八分目の練習では戦えない。体の声を聞きながらしっかりトレーニングしたい」と話した。合宿終了後はフランクフルト(ドイツ)で調整してからモスクワに入る予定。

 同じく世界選手権マラソン代表の福士加代子(ワコール)もサンモリッツに向けて出発した。