早大は1日、競走部の渡辺康幸駅伝監督(41)が来年3月末の任期満了に伴って退任すると発表した。1月の箱根駅伝が指揮を執る最後の大会となる。同監督は「12年間にわたってチームを支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。新春の箱根駅伝が最後のレースとなります。例年にも増して厳しい戦いが予想されますが、チーム一丸となって優勝を目指します」とコメントした。

 早大OBの渡辺監督は現役時代にエースとして箱根駅伝などで活躍した。エスビー食品入りし、96年アトランタ五輪では男子1万メートル代表となった。02年に現役を引退、03年4月に早大のコーチに就任した。04年4月には駅伝監督に昇格。10~11年シーズンに出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の主要3大会制覇に導くなどの実績を残した。

 後任は、渡辺監督を支えてきた相楽豊長距離コーチ(34)が有力視されている。