フィギュアスケートの4大陸選手権に出場する浅田真央(中京大)が9日、標高1800メートルの米コロラド州コロラドスプリングズの会場で記者会見し、昨年末の全日本選手権で回避したトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を「この試合で跳びたいと思う。今のところはショートプログラム(SP)もフリーも入れる構成でやっている」と大技挑戦に強い意欲を見せた。

 浅田は午前、午後の練習で3回転半を着氷し、順調な仕上がりを披露。武器の3回転半のほか、高難度の2連続3回転も演技に入れる考えを示した。浅田とともに3月の世界選手権(ニース=フランス)代表の村上佳菜子(愛知・中京大中京高)は午前の練習では2連続3回転を跳んだが、午後の練習では貧血などの症状を訴え、控室で酸素吸入の処置を受けた。

 女子SPは10日(日本時間11日)に行われる。