スポーツクライミング日本代表が31日、都内での強化合宿を公開した。

 9月にパリで開催される世界選手権に向けた合宿で、20年東京五輪の追加種目決定後は初実施。今季男子ボルダリングW杯ランキング1位の楢崎智亜(ともあ、20)らボルダリング種目の選手は安井博志ヘッドコーチ(41)が「国際大会決勝以上」の難度と話した壁に挑戦した。追加種目に決定後初となる国際大会で、楢崎は「優勝します」と日本勢初の快挙を狙う。「世界選手権よりも大きい大会が出来てモチベーションになった。(リオ五輪を見て)メダルが多かった。4年後に自分も目指したい」と続けた。

 世界選手権は踏破したコース数を競うボルダリングと高さを競うリード、速さを競うスピードの各種目で争われ、東京五輪は3つを組み合わせた複合種目が実施される予定だ。