日本女子の歴史をつくった。世界66位の大坂なおみ(18)が、日本勢として95年伊達公子以来、21年ぶりに決勝に進んだ。同20位のエリナ・スビトリナ(ウクライナ)を1-6、6-3、6-2の逆転で破り、ツアー自身初の決勝進出となった。「うれしい、本当にうれしい」。最後、マッチポイントを決めると、右手で力強くガッツポーズだ。

 第1セットは、最初の自分のサービスゲームをキープしただけで、1オールから5ゲームを連取された。打ってはミスし、19本の凡ミスを連発。しかし、第2セットから「少し我慢した。リラックスもした」と、持ち味のパワーとコントロールをミックス。攻守の歯車がかみ合い、逆転に成功した。

 21年ぶりの日本女子の決勝だが、昨年11月にツアー下部大会で決勝に進んだこともあり「前も決勝に進んだわ。1回戦からプレッシャーなんてないし」と、ツアー初の決勝にもどこ吹く風。25日正午に始まる予定の決勝では、元女王で、ツアー23度の優勝を誇る28位のウォズニアッキ(デンマーク)と対戦する。