男女各2人で争うジャンプ混合団体で、高梨沙羅(クラレ)、竹内択(北野建設)、伊藤有希(土屋ホーム)、伊東大貴(雪印メグミルク)の日本が、3大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得した。1回目3位につけると、上位8チームによる2回目は全体4位だったとはいえ、1回目の貯金で表彰台を確保した。

 目指した金メダルには届かなかったが、3大会連続メダルに充実した表情を見せた。日本は4人の力を結束させ、前回大会に続く銅メダルを手にした。3番手で飛んだ伊藤は「スタッフ含めチームみんなで取れたメダル。すごくうれしい」と満足げに笑った。

 1回目は1番手の高梨がジャンプに不利な強い追い風を受け90メートルと飛距離を伸ばせなかったとはいえ、その組2位で踏ん張ると、他の3選手も上々のジャンプで3位。2回目は伊藤が93・5メートルでその組1位、続くアンカーの伊東が96・5メートルの大ジャンプを披露し、順位を守った。伊東は「メダルは最低限だと思っていたのでホッとした」と頬を緩め、1番手の高梨は「みんなに助けられた」とチーム一丸を強調した。

 同種目は、18年平昌五輪で採用が確実視されていたが落選。将来的には五輪種目になる可能性は大きい。【松末守司】