フィギュアスケートの世界選手権女王に3度輝いた浅田真央(中京大)が10日に引退を発表したことを受け、世界各国のスケーターからもツイッターなどでねぎらいの言葉が寄せられた。

 浅田の1歳年下で現役を続ける25歳のアシュリー・ワグナー(米国)は「素晴らしく、輝かしいキャリアに祝意を表す。その才能で銀盤を照らし、スケートが進む道を変えた」と称賛。男子で個性派として知られ、2013年に引退したジョニー・ウィアさん(米国)は「華麗さ、強さ、威厳」をたたえ「競技生活を通して多くの感動を与えてくれた」とつづった。

 浅田と同様に名コーチのタラソワ氏から指導を受けた男子のデニス・テン選手(カザフスタン)は「競技生活はいつか終わりを迎えるが、外には全く新しい世界がある。前途に幸あれ」と願った。

 1992年アルベールビル冬季五輪の女子金メダリストのクリスティ・ヤマグチさん(米国)は「美しいスケートをありがとう。大好きな選手の一人だから、あなたが大会にいないのを寂しく思うでしょう。でもプロとしての活躍を楽しみにしています」と引退を惜しみ、エールを送った。

 フランスのレキップ紙(電子版)やスペインのマルカ紙(電子版)なども「3度の世界女王に輝いた浅田が引退」との見出しをつけ、ブログの文面も引用して伝えた。