アメリカンフットボールの関東大学1部リーグが、22日に都内で会見した。TOP8は初の3年連続優勝を狙う早大を軸に、奪回を期す日大、法大が追い、中大、慶大がダークホースと見られる。リーグ戦は9月2日に開幕する。

 早大は昨年4度目の甲子園ボウル出場も、名門関学大にはね返されて悲願達成を逃した。今季から高岡監督が就任した新体制で、部員数も230人を超えるなど人材は豊富だ。早大学院から7年目の集大成を期すQB坂梨主将は「目標は日本一。TOP8の1位として関東がフットボールを盛り上げていく」と力強く宣言した。

 日大は内田監督が1年で復帰し、春は積極的に若手を起用した実戦を多く積んできた。DL山崎主将は「2年間日本一を逃している。甲子園ボウルで絶対に優勝します」と27年ぶりの甲子園制覇を目指す。

 法大は改革を進める2年目の安田監督の元で、今季から有沢ヘッドが就任した。春は3戦全敗と結果は出ていないが、LB小山主将は「社会人に勝つことが目標。何事にも挑んでいきたい」と話した。

 昨年は日大を破った中大だが、DL佐藤主将が「関東をメチャクチャにする。台風の目になる」と言い放った。慶大は昨年最終戦で法大に負けて、66年ぶりの優勝を逃した。エースRB李も卒業と穴は大きいが、雪辱を期して合宿中とあって会見は欠席した。