<ラグビーW杯:日本23-23カナダ>◇27日◇1次リーグA組◇ネーピア

 日本代表が終盤に追いつかれ、20年ぶりのW杯勝利を逃した。前半7分に先制トライを許しながらも、3分後にフッカー堀江翔太(25=パナソニック)のトライとSOアレジのゴールで同点。同24分にアレジのPGで逆転すると、今大会で初めてリードする展開に持ち込んだ。

 後半33分にはアレジのPGで23-15と、1トライ1ゴールでも追いつけない8点差の安全圏にリードを広げた。だが、同35分にトライを許すと、終盤にPGを決められ23-23の同点に。そのままノーサイドとなり、91年W杯でジンバブエに勝利して以来、20年ぶりの勝利をあと1歩で逃した。

 菊谷崇主将(31=トヨタ自動車)は「20年ぶりの勝ちに手が届かなかった。結果が出なくて残念。相手を仕留める時間で、相手にボールを持たせてしまった」と痛恨の引き分けを悔やんだ。

 日本はフランス、ニュージーランド、トンガに敗れ、カナダに引き分け。1分け3敗のA組最下位で7大会連続の1次リーグ敗退。29日に帰国する。