<テニス:全豪オープン>◇8日目◇23日◇オーストラリア、メルボルン・ナショナルテニスセンター◇男子シングルス4回戦

 全豪で2008年に準優勝している第6シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は、相性のいい4大大会で錦織圭(フリー)に屈した。真夏の南半球で炎天下での体力戦で根負けし「(錦織は)とてもタフだった。何もかもコントロールできなかった。215キロのサーブをしてもリターンされれば、プレッシャーを感じるものだ」と持ち味の強烈サーブに対処した錦織の技術に舌を巻いた。

 昨年のマスターズ上海大会や全豪前哨戦でも敗れており、苦手としていることに「彼はよく走り、遠くにいてもまた戻ってくる」と粘り強さと守備力の高さを理由に挙げた。錦織がA・マリーと対戦する準々決勝については「もちろんチャンスはある。今日のように暑かったら何かを起こせる」と話した。