28日までのバドミントンのスーパーシリーズ、フランス・オープンで日本選手として同シリーズ初のシングルス制覇を果たした女子の三谷美菜津(21=NTT東日本)が30日、成田空港に帰国し「勝っちゃったという感じ。びっくりしている。すごくうれしい」と喜びを語った。

 スーパーシリーズは五輪、世界選手権に次ぐ格付けで、三谷は決勝でロンドン五輪銅メダルのサイナ・ネワル(インド)を破った。元全英オープン覇者のティネ・バウン(デンマーク)を下した準々決勝を含め、5試合全てストレート勝ち。「今までよりしっかり我慢ができた。一試合一試合集中して頑張ることができた」と振り返った。

 三谷は石川・金沢向陽高時代の2009年にインターハイ優勝などの実績を持つ、16年リオデジャネイロ五輪期待の若手。「まずは(12月の)全日本総合選手権で優勝したい。これからが大事」と決意を新たにした。