日産自動車が9日、経営合理化の一環として神奈川と福岡の硬式野球部、卓球部(男子)、陸上部を休部すると発表した。硬式野球部2チームは12月末まで、卓球部と陸上部は3月末までの活動となる。卓球部男子は日本リーグ最多19度の優勝で、五輪代表も輩出した。陸上部は89年に全日本実業団駅伝を制した。不況の影響で、企業スポーツに大きな危機が訪れている。
佐藤正喜監督ら卓球部所属の9人はこの日午前9時に同部部長に休部を通達された。松下浩二、渋谷浩ら五輪で活躍した全日本王者5人を輩出、全日本男子シングルス通算100勝の斎藤清(埼玉工大職)もかつて在籍した。佐藤監督は「来年で創部50周年を迎えるので、何かしようと考えていたところだった。手前みそですが、名門なので残念です」と話した。今後は7選手について移籍などのサポートする方針という。
また、陸上部は、89年に全日本実業団駅伝で優勝経験がある。就任16年の加藤宏純監督は「急に言われたのでどうしていいか全然わからない。道半ばの選手がかわいそう。移籍先を含め、選手を1番に考えて動いてあげないと」とコメントした。休部はこの日午前、寮で集合して突然通告されたという。部員は12人。上岡忠明コーチの息子の宏次も在籍しており、3月の東京マラソン出場を目指している。



