<陸上:日本学生個人選手権>◇初日◇12日◇神奈川・平塚競技場

 陸上女子短距離の高橋萌木子(ももこ、平成国際大3年)が「勝負脳」でハプニングを乗り越えた。12日、平塚競技場で行われた日本学生個人選手権の100メートル予選に出場。1度走りきったが、写真判定機が作動せずにタイムが計れず、再レース。約30分後に走り直し、11秒62(追い風1・1メートル)の大会新をマークした。「1本目は内容が良かったので、いいタイムが出ていたと思う」と悔やんだが「急な変更でも、自分がやろうとしていたことをやったつもり」と話した。

 7日に日本歴代2位の11秒32を記録した後、合宿中に日本大学大学院の林教授から「競技の勝負に強くなる脳科学」という講義を受け、参考になった部分を実践した。