世界反ドーピング機関(WADA)が、来年1月1日に発効する新規定の中で「補足的な酸素の使用は禁止しない」との趣旨の条項を新たに盛り込み、ドーピング違反にあたるかどうかで論議を呼んだ「酸素カプセル」類全般について、使用は違反にならないとの見解をまとめたことが8日、WADA関係者の話で明らかになった。「治療や回復には大変有効である一方で、選手の競技力の向上にはつながらない」と判断したという。