バドミントン女子ダブルスで「オグシオ」として人気を集め、1月に現役引退した小椋久美子さん(26)の引退セレモニーが11日、大阪国際チャレンジ最終日(守口市民体育館)の試合前に行われた。小椋さんは「バドミントンを通じて数々の経験をさせてもらった」などと観客にあいさつ。1年ぶりに再会した元パートナーの潮田玲子(26=三洋電機)から花束を受け取ると、2人で涙ぐんだ。

 ペア解散後は慢性胃炎などで体調を崩したが、しだいに回復。現役時より体重が5~6キロ減り、潮田は「オグッチ、本当にきれいになったね」。3月に三洋電機を退社。テレビCMなどのオファーは多いが、関係者によるとすべて断っているという。キャスター転身も小椋さん自身が否定。今後は「指導者という形ではなく、子どもたちにスポーツの楽しさを伝えていけたら」と話した。