<ビーチバレー:JBVツアー第8戦・ペボニアカップ>◇2日目◇15日◇千葉・ファミリーオ館山◇男女2回戦、敗者復活1回戦(7位決定戦)
浅尾美和(24)と草野歩(25=ともにエスワン)の「浅草ペア」が、結成わずか1年でコンビ解消となることが決定的となった。敗者復活1回戦で浦田景子(32)由比初美(30)組に0-2でストレート負け。今季初の白星なしで大会を終え、最下位の7位タイに終わった。2人による今季日程は終了し、優勝はゼロ。ツアー後半に表面化したぎくしゃくした関係も好転しなかった。来季、草野は大山未希(24=グランディア)とのペア結成が有力だが、浅尾は一からパートナー探しを強いられることになりそうだ。
「浅草ペア」が、最悪の形で終戦を迎えた。第1セットは、5点差の5-10から盛り返したが24ー26。第2セットで浅尾がミスを重ねると、草野の集中力が切れた。得意のサーブをミスして失点、17-21で敗れた。今季最低はふくいカップの9位だが、今大会の倍の16チーム中。全敗で最下位は初めてだ。
会見では浅尾が「あまり変なことを聞かないで」と申し入れた。2人の心はすでにバラバラ。ロンドン五輪を目指し、今季からペアを組んだが未勝利で国内終戦。2戦残るワールドツアーにも不参加だ。草野は「今シーズンが始まるとき、私は勝つ自信があったけど、全く勝てなかった。自分の力不足。これを受け止めて、オフシーズンを過ごしたい」。心はすでに、来季パートナー有力候補の大山と出場する12月のアジアン・ビーチゲームス(オマーン)に飛んでいる。浅尾も「チームとしての力がない。負けて得ることもあるので、しっかり考えて来年に生かしたい」と、新パートナーとの来季を見据えた。
所属事務所の曽根康浩社長は、来季について「何も決まっていない。これから話し合って決める」としたが、「決めるなら早いほうがいい」と早期決断もにおわせた。日本ビーチバレー連盟の瀬戸山理事長は「ペア選びは結婚と同じ。浅尾がいくら好きになっても、相手がOKしないと」。この敗退で来季シード獲得も危うい浅尾だが、ワイルドカードによる推薦は人気から確実。来季はパートナー探しの「婚活」がカギを握っている。【小谷野俊哉】


