ロンドン五輪の卓球女子団体で銀メダルを獲得した石川佳純(19=全農)が、10月中旬に開幕する中国スーパーリーグに参戦することが確実になった。11日、チームとの最終交渉に向けて北京へ出発。契約が完了していないため、チーム名は明かさなかったが「出場することはほとんど間違いないです。強い選手と一緒に回れることはプラスになる」と楽しみにした。
スーパーリーグはトップレベルの実力を持つ中国選手がずらりと居並ぶ女子最高峰リーグ。ホームアンドアウェーで約3カ月かけて行われ、広大な中国を飛行機と車で移動する。それだけで10時間近くかかることも。そんな厳しさも「過酷ですけど、それも修行です」と待ち望んだ。
今まで常に一緒に行動してきた母久美さんと離れ、独り立ちもする。中国を拠点に生活し、たまに帰国する形を望む。「1人で頑張ってチームに溶け込み、技術も中国語もしっかり勉強したい。今まで、何でも準備してもらっていたけど、今度は高いレベルの中に自分から入っていって吸収したい」と意気込んだ。
北京では合宿も行い、北京五輪でシンガポール女子代表監督を務めた劉国棟氏に、今年1月以来の指導を受ける。そのまま五輪シングルス3位決定戦で敗れたフェン(シンガポール)らも参戦するW杯(21日開幕、中国)で、五輪後初試合に臨む。「五輪を戦って成長できたかなと、練習で感じられた。中国に近づける実力をつけられるよう、頑張りたい」。16年リオ五輪をエースで迎えるための道が始まった。【今村健人】
◆中国スーパーリーグ
各省の対抗戦から発展したプロリーグで、スーパーリーグの下に甲リーグが5部、乙リーグが2部ある。最高峰のスーパーリーグには04年に四元奈生美が北京チームで初参戦。続いて福原愛が05年に遼寧省、06、10、11年に広東省チームで出場。石川は日本女子3人目になる。甲リーグ以下にはミキハウスなど日本人選手が数多く参戦。シングルスとダブルスを行い、昨年は8チームで優勝を争った。高騰を抑えるため、年俸には上限が設けられている。


