日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟の北野貴裕副会長(62)が不適発言によって、同職とJOC副会長を辞任したことを受け、元日本代表選手が13日、都内で会見を行った。

前日12日に北野氏の辞任が発表された。会見に出席した「ボブスレーの未来を切り開く選手の会」の元日本代表の村上健二さんは「新体制では、選手や地方組織の声をきちんと反映できる民主的な連盟運営運営を実現してほしい」と訴えた。

北野氏の不適切発言は、1月に発覚したミラノ・コルティナ五輪の出場を逃した問題についての調査中に出た。村上さんは「我々選手の間では、いつかそういう問題発言が出るだろうという話し合いは常にしていた」と明かした。「『(同氏には)NGワードがある。機嫌を損ねないように』と、チーム内で周知されていたことは何度もある」と、同氏は組織内で恐れられる存在だったことも明かされた。

連盟の五輪に関する不祥事については3月30日に村上さんらがスポーツ庁に要望書を提出している。第三者による調査を求めている。「スポーツ庁やJOCには過去の調査にとらわれず、改めて徹底した事実関係の調査と原因の究明、再発防止策の策定をお願いしたい」と呼びかけた。

また北野建設の代表取締役会長兼社長を務める同氏が連盟から離れる影響については、村上さんは「金銭面だけ不安」と率直な思いを口にした。【保坂果那】