日本相撲協会は23日に開いた理事会で、増加し続ける外国出身力士を制限するため、1部屋1人の「外国人枠」を「外国出身力士枠」に切り替えることを決めた。モンゴル出身の元横綱朝青龍が暴行騒動で引退したこともあり、相撲協会が変革姿勢を打ち出した形になった。
引き締め策を断行した背景には、日本国籍取得によって枠を空け、新たな外国人力士を入門させる“抜け道”を各部屋が察知しだしたことがある。直近では幕内猛虎浪と幕下大鷹浪のモンゴル出身2力士が昨年11月に日本国籍になり、ほぼ同時に九州情報大相撲部在籍のモンゴル人を入門させた立浪部屋の例が代表的。今後はこういう動きが許されなくなる。
外国人の幕内力士を弟子に持つ40代の親方は「強引な印象を受けるが、どこかで歯止めをかけなければ、外国人ばかりの相撲部屋が多くなるから仕方ない」と話した。
全部屋の採用自粛、1部屋2人までの全体40人、1部屋1人と申し合わせは変わってきたが、外国人力士の数は60人に迫る勢い。角界が試行錯誤してきた問題は、外国出身の元横綱の不祥事直後に大きな転換期を迎えた。


