日本相撲協会は30日、東京・両国国技館で、2年に1度の役員改選を行い、2期連続投票となった理事選挙の結果、北の湖親方(元横綱)九重親方(元横綱千代の富士)ら10人が当選した。定員10人(外部理事除く)に対し、68年の立候補制後では最多12人が名乗りを上げていた。伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が直前に辞退を申し入れたが、立候補受付期間が終了していたため受理されず。事実上11人の争いとなったが、友綱理事(元関脇魁輝)と伊勢ケ浜親方が落選し、5人が新理事となった。新理事会では互選で北の湖親方が4年ぶりで理事長に復帰し「身の引き締まる思い。一番に危機管理を重視していきたい。みんなで一致団結して協会のために頑張っていかないといけない」と話した。