1回裏広島1死一、二塁、アレハンドロ・メヒアに左越え3点本塁打を浴びる岩田稔(撮影・清水貴仁)
1回裏広島1死一、二塁、アレハンドロ・メヒアに左越え3点本塁打を浴びる岩田稔(撮影・清水貴仁)

阪神に「魔の1回」が続いている。岩田がサンドバッグのように打ちのめされた。チームはここ10試合で7戦が「1回」に点を与えてしまっている。

中西 まるで巨人戦(7月28日・東京ドーム)のVTRを見ているようだった。あの時も岩田は1回、7番ゲレーロに2ストライクから甘い球を満塁本塁打にされるなど7失点だった。この広島戦の1回にメヒアに浴びた左越え3ランも高めの球で、いずれも投手有利のカウントで投げる球ではなかった。同じ轍(てつ)を踏む失投だったといえる。ただ、先発をかばうわけではないが、あれだけソラーテにミスをされてはピッチャーはたまったものではない。

またも新外国人ソラーテに「E」ランプが灯った。2回1死から広島西川の二ゴロを一塁に悪送球。またまた軽率なプレーでチームの雰囲気をぶち壊した。

中西 いったい、これからどこで起用するの? って感じだ。ここまで見た限りは二塁、遊撃では難しい。三塁の大山を外さないのなら左翼になるが、ここは福留がいる。チームが得点力に乏しいのは今さらだが、守れないソラーテの起用法に、ベンチは頭が痛いだろう。打てない、守れないで失点を重ねて先発が崩れることで、ローテーションも再編を余儀なくされる。

1試合で2軍落ちした藤浪の代わりに秋山の登板が予想され、岩田の2試合連続KOと2軍落ちで、あす6日からの9連戦に大きな影響を及ぼすことになる。

中西 8日のヤクルト戦は藤浪から秋山に変更。11日の広島戦は岩田だったはずだが、ここにもファームから供給する必要がある。岩貞の広島戦の相性(1勝11敗)を考えれば、望月か…。いずれにしても踏ん張りどころだ。【取材・構成=寺尾博和編集委員】

2回表広島1死、西川の二ゴロを一塁悪送球するソラーテ(撮影・奥田泰也)
2回表広島1死、西川の二ゴロを一塁悪送球するソラーテ(撮影・奥田泰也)