アジア選手権を3位で終えた高校日本代表が、宮崎市内で解団式を行った。選手1人1人が順番にスピーチし、報徳学園(兵庫)の小園海斗内野手(3年)は「この最高のメンバーと野球ができたことに感謝したいです」と話した。

5日の韓国戦、7日の台湾戦で失策が続き苦しんだ時期もあった。悪天候によりできた2日間の練習時間で、元横浜監督・渡辺元智監督(73)にマンツーマンで守備指導を受けるなど練習を重ねた。10日の中国戦では無失策に3打数3安打2四球で、勝利に大きく貢献した。「苦しい時もあったけど、ずっといいことは続かない。どんな時でも前を向く。準備をしないと力を発揮できないと思いました」と乗り越えた。

報徳学園は30日から行われる福井国体に出場予定。初戦は10月1日に浦和学院(埼玉)と対戦する。