日本高野連と全日本大学野球連盟は11日、プロ志望届の提出を締め切った。高校生は10日に記者会見を開いた金足農(秋田)吉田輝星投手(3年)ら123人。

大学生は東洋大・梅津晃大投手(4年=仙台育英)ら110人で、11日の時点で計233人が発表された。吉田も梅津もこの1年間で、大幅に評価を上げた。彗星(すいせい)のように現れたドラフト1位候補たちに注目が集まる。

吉田の進路表明会見から一夜明け、金足農にはプロ3球団のスカウトが調査書持参で訪れた。阪神の葛西稔スカウトは中泉一豊監督(46)同席のもと、吉田と15分ほどの3者面談を実施。その後は同監督とも約30分ほど話した。ソフトバンクの作山和英スカウトと、ロッテ井辺康二スカウトは調査書持参のみだった。2人とも「指名するかは別にしても、ドラフト1位候補であることには変わらない」と口をそろえた。10日時点で9球団の調査書提出依頼があり、今日以降は残りの球団が訪問予定だ。

◆プロ志望届 プロ入りを希望する高校生、大学生に提出が義務づけられている。高校生は04年に制度化され、提出期間は夏の甲子園終了翌日から、ドラフト会議2週間前(今年は8月22日~10月11日)。提出者は日本高野連、全日本大学野球連盟のホームページに公示される。