第94回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)の選考委員会が28日、大阪市内で開かれた。

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超強力打線が持ち味の花巻東に4度目の吉報が届いた。主将で4番の田代旭捕手(2年)が高校通算41本塁打、1年生スラッガー佐々木麟太郎内野手が高校通算50発。1番から9番まで切れ目のない打線で、昨秋は岩手県大会、東北大会を制し、各地区王者が集う明治神宮大会で4強入りした。午後3時15分、小田島順造校長が出場決定の電話を受け、同3時39分に一面銀世界のグラウンドに集合したナインに甲子園出場が伝えられた。

頂点しか見えていない。田代主将は「たくさんの支えがあり、センバツに出場できます。『岩手から日本一』の目標を達成できるように頑張ります」と決意表明。初出場で準優勝した09年は清峰(長崎)に0-1で敗戦し準優勝。佐々木洋監督(46)は「あのときは菊池雄星に引っ張ってもらいあそこまで行ったが、逆に(今回は)選手の厚みはある。雄星のようなスーパースターはいないが、1点に泣いた決勝戦を悔しく思っているので、頂点に立てるように頑張りたい」と力を込めた。

明治神宮大会では全国に実力を示した。初戦で国学院久我山(東京)に6-3、準々決勝は高知(四国)を6-2で撃破。準決勝は広陵(中国・広島)に9-10で惜敗も、最大7点差を追いつく執念を見せた。今冬は課題の投手力、守備力を強化。さらに重量打線を磨くため、食トレに励んだ。各自が目標体重を宣言。田代主将は明治神宮大会時の78キロから85キロに増量し、パワーをつけてきた。

東北勢は春夏を通して甲子園優勝が1度もないが、強力打線を武器に花巻東がその1番手になる。「岩手から日本一」のスローガンの下、聖地で思う存分暴れ回る。【山田愛斗】