4大会連続11度目の出場となった敦賀気比が、逆転で市船橋を下し3回戦に進出した。

2点を追う5回、相手の2番手・左腕森本哲星投手(3年)を攻め、1点差とし、なおも2死二、三塁から、岡村颯樹内野手(3年)の中前への逆転2点適時打で試合をひっくり返した。

初戦高岡商戦で13-3で圧勝して2回戦に進出していた。4番でエースの上加世田が投打をけん引。この試合でも外野のまずい守備が失点に絡む中、7回を6安打3失点と粘りのピッチングを見せた。

15年ぶり6度目の出場となった市船橋は先制したものの、継投を機に苦しい展開を強いられた。エース左腕森本哲星はベンチスタート。先発の坂本が4回まで4安打1失点でしのいでいたが、継投した森本哲星が登板した5回に3安打を集められ逆転を許した。

敦賀気比の東哲平監督(42)は「勝てたことが一番大きい。よく勝ってくれた。(上加世田は)自ら崩れていっているような感じがあるので、難しく投球している感じがするので、勝てたことだけがよかったかなと思います」と話した。

エース上加世田は「最後の最後に足をひっぱって、迷惑をかけてしまった。代わった清野は自分よりも頼もしく、1球1球投げていた。見習わないといけない。市船橋の今まで味わったことない応援を感じた」と話した。