元朝日放送の野球実況の看板アナウンサーで、高校教師に転身した西宮甲山(兵庫)の清水次郎野球部長(51)が硬式野球部の監督に就任したことが18日、分かった。この日、ナインに伝えて、指導を開始した。
同部長は早実(東京)で野球部に所属。94年に朝日放送入社後は阪神戦や夏の甲子園の野球実況でおなじみだった。16年6月に退社し、高校教諭の道へ。採用試験を突破後、17年4月、西宮今津(兵庫)に着任し、野球部顧問として生徒をサポート。21年4月に西宮甲山に赴任し、今春から部長だった。異色の転身から6年目で監督に就いた。
かつて転身理由を「高校生が自分の道を探して、たくましくなっていく姿を応援したかった」と話していた。アナウンサー時代は阪神の一流選手の考え方や高校野球の監督の情熱に触れた。「甲子園、とは重みが分かるだけに簡単に言えない。でも、いつかはその舞台に立ちたい」と抱負も語っていた。甲子園出場がない同校から球児の青春に寄り添い、聖地を目指す。

