甲子園球場100周年記念事業の「甲子園ブラスバンドフェスティバル2023」が11日、甲子園球場で行われ、各校の吹奏楽部が聖地で熱い演奏を披露した。

このフェスティバルには履正社、龍谷大平安など8校が参加。それぞれの応援部やチアリーディング部も、演奏に合わせてパフォーマンスした。

地元兵庫の市尼崎による「ファンファーレ」で始まり、全校合同で「栄冠は君に輝く」などを演奏した後、各校が練習の成果を発表。新旧さまざまな曲が演奏される中、智弁和歌山と智弁学園による魔曲「ジョックロック」や、近江の「Fireball」といった高校野球でおなじみのメロディーも甲子園に響き渡った。

マーチングバンド全国大会で2年連続金賞の四條畷学園は、動きを伴った圧巻のパフォーマンス。全日本吹奏楽コンクールで2年連続金賞受賞し、「美爆音」と称される習志野も「レッツゴー習志野」をはじめとした演奏で実力者ぶりを発揮し、大歓声を集めた。

智弁和歌山の小谷俊介部長(2年)は「8校みんなで演奏できたのは良い経験になった。まさか自分たちが甲子園のグラウンドに立てることがあるなんて思っていなかったから、うれしかった。『ジョックロック』はチャンスの時にしか流れない魔曲。今日は最後にやって、みんなを沸かそうと思っていた」と聖地での演奏を振り返った。

それでも、今回の経験で満足はしていない様子だった。「甲子園は、僕たちにとっても憧れの場所。野球部にここに来てもらうために、僕たちの演奏があると思っている」。一番の目標は、支える側として再びここに戻ってくること。そのために練習を重ねることを誓い、聖地を後にした。