第96回選抜高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の21世紀枠に選出された別海は、発表から一夜明けた27日、選出の喜びを胸に練習に汗を流した。甲子園史上最東端の出場校として歴史に名を刻んだ別海の選手たちには熱気と興奮が残っていた。島影隆啓監督(41)は「選ばれたからには、楽しみに行く場所ではないので、しっかり勝負できるようにやっていきたい」と決意を新たにした。

21世紀枠発表後、島影監督のスマートフォンには300件以上のラインや電話が押し寄せた。「昨日である程度返したけど、まだ漏れていることが発覚したので、こつこつ返していきたい」と、うれしい悲鳴に笑顔を見せた。捕手の中道航太郎主将(2年)は多くの祝福の連絡を受けたが、「甲子園という実感はまだないです」と心境を明かした。

練習前のミーティングで島影監督は、「スタートラインに立っただけ。選ばれなかった7校の思いも背負って、勝負しにいく」とメンバーに伝えた。「今日の朝、まだ選ばれたことの喜びが大きくて、勝負に挑む顔になっていなかった」と、あえて諭すような言葉で歓喜の余韻が残るメンバーに緊張感をもたらした。

この日は甲子園に向けてユニホームやジャージーなどを新調するための採寸も行った。新しいユニホームには、従来は付いていなかった北海道の形に別海町の位置に星マークが添えられたデザインが右肩に施された。ジャージーや捕手用の防具も買い替えて、気合を入れ直した。中道主将は「甲子園決まって浮かれている時間はない。もっと自分に厳しくやっていきたい」と気を引き締めていた。