福岡大大濠の最速146キロ右腕、平川絢翔(あやと)投手(3年)が100球未満での完封を意味する「マダックス」を達成して16強進出を導いた。

9回98球で2安打無失点の好投。決め球のスライダーがさえ、三振14個を奪った。「今日は調子がよくなくてコントロールを意識した。無失点で抑えられたのは良かった」。3者凡退6度で1四球の安定感。八木啓伸監督(46)は「安心して見ていました。春先から無駄な四死球がなくなった」とたたえた。今夏は2度の先発で16イニング連続無失点。背番号10ながら、プロ12球団注目のエース柴田獅子(れお)投手(3年)と盤石な右の2枚看板を形成する。

この日は主将の大神浩郎(おおが・ひろお)外野手(3年)が体調不良で不在のアクシデントに見舞われた。平川は「『自分たちがやれることをやろう』とみんなで話した。その結果が出てよかった」と充実の汗をぬぐった。【佐藤究】

○…古賀竟成館(こがきょうせいかん)は散発2安打で完封負けを喫した。福岡大大濠の先発平川の前に二塁すら踏めず。3三振に倒れた主将の松浦将人捕手(3年)は「対応できなかった」と肩を落とした。試合前日は140キロに設定した打撃マシンを14メートル手前に置くなど、速球対策を練ったが相手が上だった。「優勝候補を相手にロースコアの展開に持ち込めた。悔いはない」と涙をぬぐった。

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