来春センバツの参考材料にもなる秋季高校野球岩手大会(19日開幕)の組み合わせ抽選会が11日、盛岡市内で行われた。今夏の甲子園にも出場した花巻東の初戦は21日、水沢工-遠野の勝者に決まった。古城大翔主将(2年)は「本当に難しい戦いになると思いますが、自分らしさを出して、とにかく一戦必勝で頑張りたいです」と意気込んだ。 強みは経験値。3季連続で聖地の土を踏む古城はもちろん、今年の春夏甲子園を経験した萬谷堅心投手や、投手もこなす主砲、赤間史弥外野手(ともに2年)も残る。「ディフェンスの面でピッチャーも残っているので、経験豊富という強みを生かして勝っていきたいです」と口にした。

夏は大号泣で甲子園を後にした。「数日は先輩と野球ができない現実をなかなか受け入れることができなくて…」。新チームが始動しても引きずっていた古城に仲間がカツを入れた。「もう、お前が先頭なんだぞ」。ハッとした。それから1カ月足らずのこの日。一回り、大人の表情になった古城がくじを引いた。「先輩たちは見本の代だと思っています。その先輩たちを超えるチームを作りたいです」。もう迷いはない。“岩手から日本一″をかなえることこそが、最大の恩返しだ。【木村有優】