3年ぶり出場の専大松戸(千葉)が初戦を制した。
先発のエース門倉昂大投手(3年)が119球を熱投し、4安打6奪三振で完封。秋までの自己最速を6キロ更新する145キロをマークした。「最初から球が走っていて、コントロールもできていたので、そのまま続けていくことができました」と振り返った。
秋からフォームを修正。スピードと安定性を求めた。投手育成に定評のある持丸修一監督(77)とコミュニケーションを取りながら、自身の感覚とすり合わせた。「アウトロー」を意識していくうちに、自然と腕の角度が下がっていった。「入学してからずっと監督を信じてやってきているので、監督から言われたことはやってみようと思っています」。これまで数々の選手をNPBに送り出してきた名将の教えを取り入れた。
さらに、体づくりにも力を入れた。「食べやすい」という理由で餅を1日5、6個食べ、体重は80キロから86キロまで増量。「スピードがだいぶ上がりました」と実戦でも好感触を得た。
原動力となったのは悔しさだった。現在のチームは攻撃力での定評は高いが、投手力はいまひとつ。「去年の秋から『専大松戸はピッチャーが弱い』と言われていたので、それが悔しくて。その思いで冬を過ごしました」と門倉。「ピッチャーが粘って勝てたというのはうれしいです」と、ひと冬を越えた成長を結果で示した。
次は昨秋の明治神宮大会決勝カードでもある神戸国際大付(兵庫)-九州国際大付(福岡)の勝者と対戦する。「打」だけではない。攻守そろった専大松戸が立ち向かう。

