<高校野球埼玉大会:聖望学園3-2狭山ケ丘>◇25日◇準々決勝◇県営大宮公園野球場

 劇的なサヨナラ勝ちで準決勝進出を決めた。9回裏に相手投手の連続暴投で同点に追いつくと、2死一、二塁の場面で小林健斗主将(3年)が打席に立つ。ネクストサークルで、「なんとかつないでくれ」と涙を流しながら祈っていた主将の一振りは右越えのサヨナラ適時打。安打を確認した瞬間、大きく飛び上がり喜びを爆発させた。小林は「我の強いチームだったけど、つなぐ意識が徹底してきた。次も絶対勝って決勝に行く」と気持ちを新たにした。