第90回全国高校野球選手権沖縄大会が14日、全国のトップを切って開幕する。センバツで9年ぶり2度目の優勝を果たした沖縄尚学のエース東浜巨(3年)は春夏連覇を目指し、最後の夏をスタートさせる。

 東浜はブルペンで感触を確かめるように1球1球投げ込んだ。「センバツのときより状態はいいかもしれません。シュートする球が少なくなりました」と夏へ向けて進化の手応えを感じている。5月には優勝フィーバーのストレスや疲れから胃腸炎にかかり、体重は4キロ減った。今ではセンバツ時より1キロ多い69キロに。「九州大会が終わってから夏が待ちどおしかったんです。すごく楽しみです」と話す明るい表情が今の好調ぶりをあらわしている。

 9年前のエースだった比嘉公也監督(26)は東浜の成長を認める。センバツ前にはたまにしか出なかった140キロ台の速球が常時出るようになった。「ストレートの勢いがセンバツ前と違う。センバツの優勝が自信になっていると思いますね」と評する。沖縄尚学の初戦は1週間後の22日。「受け身にならずにチャレンジャー精神で臨みます」。センバツ優勝から2カ月半。東浜が夏の舞台で進化した姿を見せる。【前田泰子】