パ・リーグ覇者のソフトバンクが、DeNAを延長11回、川島のサヨナラ打で下して4勝2敗とし、2年ぶり8度目(南海、ダイエー時代含む)の日本一に輝いた。

サヨナラ勝ちでの日本一は1950年毎日、65年巨人、88年西武以来、4球団目。就任3年目で2度の日本一となった工藤監督は胴上げで宙を舞った。MVPは9回から3イニングを無失点に抑え勝利投手となったサファテ、表彰選手は内川、柳田、DeNA浜口。

 ソフトバンクが先手を取った。2回2死走者なし。6番松田が今シリーズ1号となる左中間へのソロ本塁打を放ち1点を先制した。

 1点を追うDeNAも5回に反撃を開始。日本シリーズ初起用となった7番指名打者の白崎が、先発東浜から左越えに1号ソロ本塁打を放ち同点。さらに2死二、三塁から3番ロペスが3番手石川から左前に2点適時打を放ち、勝ち越した。

 ソフトバンクは6回2死二、三塁の得点機に3番指名打者デスパイネが右飛に倒れ無得点に終わった。続く8回無死。先頭長谷川勇が今永から左中間二塁打を放ち出塁、今永は降板となった。ソフトバンクは1死三塁から1番柳田の投前ゴロで1点を返し、1点差と詰め寄った。DeNA先発今永は8回途中まで2安打2失点11奪三振の投球で試合をつくった。

 1点を追うソフトバンクは土壇場9回。1死走者なしから4番内川が9回から登板した守護神・山崎康を捉え、左越えに起死回生の同点ソロで試合は振り出しに。延長戦に突入した。

 ソフトバンクは延長11回2死一、二塁から川島が右前にサヨナラを放ち試合を決めた。