オリックスに、元ロッテ内野手で前BCリーグ石川監督の渡辺正人氏(38)がスコアラーとして加入することが18日、分かった。上宮(大阪)から97年ドラフト1位で入団し、ロッテで15年間プレー。バイプレーヤーとして堅実な守備を誇り、打撃では通算140安打をマークした。退団後はBC信濃で選手兼コーチ、石川ではヘッドコーチと監督を歴任。来季は6年ぶりのNPB復帰となる。

 オリックスは昨シーズンからスコアラーの球団担当制を敷き、より深くライバルを分析。今季は欠員が生じたが、来季は渡辺氏を増員して担当制を復活させる。この日、初出勤した渡辺氏は西武を担当する予定。「機会をいただいたオリックスに感謝しています。独立リーグでは環境の違いを感じながら、選手といろんなことができて勉強になった」と経験を新天地に生かす意気込みを語った。