今秋ドラフト上位候補の立命大(関西学生)・辰己涼介外野手(4年=社)が、2回戦で姿を消した。立命大は打線が、国際武道大(千葉県)に2安打に終わり、完封負け。辰己自身も4打数無安打に終わった。

 「個人個人の能力と状態を考えて、春優勝するしかないと思っていたので、情けないですね」とうつむいた。主将としても「チームのもがいてる姿を見て、主将として何がしてあげられるか考えていたんですが、結局最後まで主将として何もできなかった」と悔やんだ。

 それでも1回戦で辰己は、決勝の2点二塁打を含む3打数2安打2打点。セーフティーバントでは一塁到達「3秒47」を計測し、100人超のプロスカウトに強烈なインパクトを残した。「春はほんまに日本一を目指してたんで、この借りを返すのは秋しかない。今日しっかり反省して、チームが勝つために必死にやっていきたい」。秋の神宮大会でまた、目を奪うプレーを見せる。