東日本国際大(東北3連盟)が、近大(関西5連盟第1代表)に惜敗した。2投手の継投で初回の1点のみに抑えたが、打線が相手投手を打ち崩せなかった。

投手陣の好投が目立った。先発した船迫大雅投手(4年=聖光学院)は5回2/34安打1失点と好投。1回2死一、二塁で浴びた中前適時打の1点のみに抑えた。6回2死一塁からマウンド上がった佐々木大輔投手(2年=山村学園)も2回1/3を1安打無失点と好救援を見せた。打線は相手投手の前に計16三振を喫するなど、5回以降無安打に終わった。

仁藤雅之監督は「投手陣がよく投げてくれた。結果的にスミ1。相手ピッチャーがよくて、しっかり投げきられた感じですね。普段見ないような変化球で攻め手が難しかった。何とか4年生に勝たせてあげたいと思っていた」と、相手をたたえつつ、選手をねぎらった。

同校初の明治神宮大会で白星を挙げることはできなかったが、同監督は「東北代表として立つことは簡単なことではない。3年生以下も4年生に良い経験をさせてもらった。野手は3年生以下が多いのでこの経験は大きいと思う」と、来季以降の飛躍を誓った。

なお、西武から4位指名を受けた粟津凱士投手(4年=山本学園)の登板はなかった。