中日福敬登投手(26)が23日、100万円ダウンの900万円で契約を更改した。

昨季途中に左肩痛から育成契約になり、今季途中から支配下に復帰。9月28日の阪神戦(ナゴヤドーム)で中継ぎ登板した1試合出場に終わった。「支配下になってから戦力になっていない。(1軍に)上げてもらったのに貢献できていない」と、ダウン提示にも一発サインした。

沖縄北谷の秋季キャンプメンバーに選ばれ、与田新監督や阿波野、赤堀新投手コーチらからも指導を受けた。11月初旬の第2クールでは、育成時代の背番号への決別も込め、234球の投げ込みも披露。「(秋季キャンプは)とても収穫になった。不安も傷みも全くなかった。想定以上の球も投げ込めた。新フォームも身につけたので、今後はそれを固めたい。岩瀬さんが抜けたので、左の中継ぎを求められている。いきなり岩瀬さんには、期待がかかり過ぎるが、1軍で投げる目標を目指せば、結果はついてくる」。レジェンド山本昌のつけた背番号「34」を継ぐ左腕は、来季の完全復活へ力を込めた。(金額は推定)