こりゃあ悩むわ…。阪神矢野燿大監督(50)が苦悩の表情を浮かべた。9日、MBSテレビ「戦え! スポーツ内閣」(放送は12日午後11時56分~)の収録に参加。FA加入が決まった西勇輝投手(28)の人的補償に関するプロテクト作成について「それがめちゃくちゃ難しい」と、ポロリとこぼした。

阪神は西の所属していたオリックスに補償を行わなければならない。Bランクと見られる西の補償には、外国人及び阪神がプロテクトした28選手を除く選手名簿から、オリックスが選んだ1人を譲渡する必要がある。矢野監督は「意外に28人って難しい。(抜けて)痛い選手を取られる可能性が高い」と、悩ましげに指を折る。

すでに駆け引きが始まっている。オリックス関係者は前日8日に「プロテクトから外れていたらいきますよ」と大物どりを宣言。福留、鳥谷、糸井、能見、藤川の名前を挙げて実績組もターゲットであることを明かした。阪神サイドも球団幹部が「若手がほしいからそう言ってるんじゃない?」と応酬。注目されるプロテクト28人枠は、最後の最後まで悩むことになりそうだ。