今春、発足した社会人野球の北海道ガスが、11月末に札幌市内に完成した室内練習場で、初めて練習を公開した。

室内練習場棟は1807・60平方メートルで、内野とブルペン2列が入る。ロッカールームなどが入る管理棟(部室棟)573・80平方メートルを合わせた鉄骨2階建て。練習場の高さは16メートルで、ネットまでの有効高さ13メートルと、十分な余裕を持たせたつくりとなった。

社会人野球の元日本代表監督を務めた小島啓民監督(54)は「待ち望んでいた設備が整い、みな喜んでいる。北海道は6カ月間、屋外で練習できない。これで、そのハンディーがなくなると言っても過言ではない」と話した。

チームは同室内練習場で年内は22日まで練習し、年明け1月7日に再始動する。

将来的には、地域の少年野球チームの練習に開放するなど、さまざまな利用法を検討している。