巨人内海哲也投手(36)が11日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の1億円でサインした。

今季は開幕1軍を逃したが、5月10日の阪神戦で初登板し、6回途中2失点で白星を挙げた。夏場は先発ローテに定着し、6月30日の中日戦で通算130勝を達成。7月31日のDeNA戦では4年ぶりの完封勝利をマークした。それでも15試合に登板し5勝5敗、防御率4・17で5年連続の1桁勝利に終わった。

プロ15年目のシーズンを終え「1軍、2軍を前半戦は行ったり来たりがありましたけど、落ちても腐らずに調子を維持できたということはよかったと思います。シーズン後半になるにつれて、最後はまた2軍で終わってしまったことは反省したい」と振り返った。

6度のリーグ優勝、2度の日本一をともに経験した原監督が就任。37歳で迎える来季へ「僕の全盛期は原監督。3年間離れている間にちょっと見ていただいたと思うんですけど、能力的にも落ちていると思いますし、どうなるか分かりませんけど、原監督の目に留まって『内海使ってやろう』という気持ちになるようにアピールしていきたい。体作りを今もやっていますけど、若いときのようにがむしゃらにとはいかないですけど、ベテランらしく頑張りたいと思います」と懸ける思いを口にした。(金額は推定)