先発ローテ入りが待たれる西武のベテランとドラ1が戦列復帰した。

イースタン・リーグのヤクルト戦の6回から、左前腕肉離れで離脱中の内海哲也投手が登板。ストライク先行で巧みに緩急を付け3回を37球で2安打無失点に抑えた。3月2日以来の実戦に「早く1軍の舞台に立ちたい。サインにしっかり応えることと、逆球を少なくして勝負しようと。大体できたと思う」。客席の拍手に結果で応えた。

9回はドラフト1位、松本航投手が引き継いだ。軽い肺炎で調整が遅れ、プロ初の公式戦で本拠地メットライフドームデビュー。2四球も最速148キロの直球で押し、1安打無失点とした。ソフトバンク甲斐野、DeNA上茶谷ら他球団の新人の活躍に刺激を受け「悔しかった。体づくりからやり直してきた」と気持ちで攻めた。

復帰2戦目の榎田も5回2死まで103球を投げた。松本航、榎田、内海は順に23日からのイースタン・リーグ日本ハム戦に先発予定。順調なら榎田が5月第1週、内海が第2週と順次1軍に昇格できそうだ。【鎌田良美】