楽天古川侑利投手(23)が、25日の日本ハム6回戦(札幌ドーム)で今季初先発する。

岸の復帰戦の候補となっていた中、首脳陣から古川にも25日の同戦で登板する可能性を伝えられていた。直近の2軍戦では球数制限を設けて中継ぎでの1イニングにとどめ、24日に札幌入りして1軍に合流した。

昨季はプロ初勝利を含む4勝を挙げたが、飛躍を期待された今季はキャンプから苦しんだ。キャンプイン直前に感じた右肩の違和感は程なく解消されたものの、投球フォームが固まらず、持ち味である直球の威力を取り戻すのに時間を要した。「開きを抑えることで、指にボールがかかるようになってきた」とうなずく。

チームは単独首位を走るなど開幕から好調を維持する一方で、そこに貢献できていないもどかしさがある。「1軍のゲームを見ながら悔しい思いもあった。早く1軍に行きたいという気持ちしかなかった。ファームでやってきたことを1軍のマウンド出したい」と力を込めた。