DeNAの連敗が「9」に伸びた。3点を追う9回に1点差まで追い上げたが、あと1歩及ばなかった。打線は連敗中の9戦で計20得点しか奪えず、1試合平均は2・2。中でも17年に首位打者を獲得した宮崎敏郎内野手(30)は打率1割8分3厘と苦しみ、終盤の好機で凡退を重ねた。12日時点で12球団最少の「2」だった失策数も、ここに来て「13」と歯車がかみ合っていない。首位巨人とのゲーム差は6・5に開いた。

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▼DeNAが16日中日戦から9連敗。DeNAの9連敗以上は15年6月3~20日に12連敗して以来、4年ぶり。開幕直後の4月中に9連敗以上は03年4月13~25日の9連敗以来、16年ぶりになる。過去にセ・リーグで4月中に9連敗以上した球団の最終順位を出すと、50年国鉄14連敗7位、50年広島9連敗8位、54年洋松11連敗6位、61年大洋11連敗6位、03年横浜9連敗6位、14年ヤクルト9連敗6位。今回で7度目だが、50年は8球団制の7位と8位で、その他はすべて最下位に終わっている。

▼今季は5番打者が機能しない。先発5番には宮崎16試合、ロペス6試合、ソト2試合の3人を起用し、合わせて打率1割3分5厘の4打点。打順別では9番に次ぐ低打率で、5番の打率と打点はリーグ最低。5番が記録した打点は4日宮崎のソロ本塁打、12日ソトの2ラン、17日宮崎の中安1点と、本塁打を除いた5番の「適時安打」がまだ1本しかない。