東大が惜しくも敗れた。エース森下暢仁投手(4年=大分商)に対し、各打者が狙い球を絞り積極的に振った。

4回に石元悠一三塁手(3年=桐朋)が先制ソロ。8回には、4番抜てきの青山海一塁手(4年=広島学院)が同点二塁打。だが9回以降は無安打で、2失点で粘っていた小林大が延長12回につかまった。

浜田一志監督(55)は「小林を勝たせようと盛り上がったが、森下君が1枚も2枚も上だった。11回に152キロとは」。17年秋から33連敗。ただ好守も多く、大敗が目立った春との違いは見せた。

▽東大・小林大雅投手(12回11安打4失点、自責3。森下と投げ合い、完投負け)「日本一の投手に勝って連敗を止めれば、後の試合に勢いがつくと思ったのですが。勝ちきりたかった」