3日に戦力外通告を受けていたロッテ伊志嶺翔大外野手(31)が13日、現役引退を発表し、コーチに就任した。ZOZOマリンでの秋季練習でさっそく指導を開始。

役割は未発表だが、1軍で走塁を中心に担当する見通し。「1日1日勉強しながら、選手個人個人を見ながらアドバイスや話し合いをしていきたい。選手と年齢が近いので、いい距離感でサポートできたら」と意気込んだ。

井口監督も「盗塁のスタートや投手のクセなど一番分かっている。いろいろ伝えていってほしい」と期待する。伊志嶺コーチは東海大時代にラグビー日本代表主将のリーチ・マイケルと同級生。同じ授業を受けたこともあり、10年ラグビー大学選手権決勝・帝京大戦も応援に行ったという。「彼(リーチ)は日の丸を背負って主将として頑張っている。応援することしかできないですけど、頑張ってほしい」。自身も将来は代表選手を育てられるコーチになるつもりだ。