阪神が2日、大阪市内のホテルで今秋ドラフト指名選手の新入団発表を行い、ドラフト3位、横浜・及川雅貴投手(18)の背番号は「37」に決まった。

タテジマユニホームに初めて袖を通し「今まではユニホームを見ている側だったけど、今度は見られる側になった。ワクワクしています」。同期入団選手の中では最多の3度甲子園に出場したが「悔しい思い出が多い。悔しさを晴らしたい」と意気込んだ。

中学生の時はテレビの企画で西武森、中日平田ら強打者と対決。当時は森に中前打を打たれ「1軍の舞台でリベンジしたい」と再戦を熱望した。

目標はマリナーズ・菊池雄星投手で「同じ左投手。世界で活躍できるように頑張ります」。高校時代までは変化球で三振を取ることが多かったが「(プロでは)ストレートで三振が取れる投手になりたい。まずは2桁勝利」と大きな目標を掲げた。

◆及川雅貴(およかわ・まさき)2001年(平13)4月18日生まれ、千葉県出身。須賀スポーツ少年団で野球を始め、八日市場二中では匝瑳(そうさ)リトルシニアに在籍。横浜に進み、甲子園には1年夏、2年夏、3年春と出場した。直球の最速は153キロで、鋭いスライダーも武器とする左腕。50メートル走6秒0、遠投110メートル。183センチ、74キロ。左投げ左打ち。