今季、大腸がんを乗り越えた阪神原口文仁捕手(27)が8日、兵庫・小野市で行われた「第6回 小野ハーフマラソン 2019」にチャリティーランナーとして参加した。ハーフマラソンの部に、阪神俊介や元チームメートのソフトバンク松田遼らとリレー出場。アンカーとして5キロを、参加ランナーたちと駆け抜けた。

間近で多くの声援を受け「『戻ってきてくれてありがとう』『元気になってよかった』とか、いろんな声をかけていただいた。なかなかファンの方とふれあえる機会も、こういうイベントでしかないので。ありがたいなと思います」と、感謝で振り返った。

完走後の選手トークショーでは、来季への抱負を力強く語った。質問コーナーで女性ファンから「来年はどこのポジションで出たいか?」と聞かれ「もちろん、キャッチャーで勝負するつもりで練習しています。このオフシーズンも(守備は)キャッチャーの練習しかしていないので、そこ頑張っていきます」。今季は一塁の守備に就く機会も多かったが、来季に向けて本職への強い思いを誓った。