中日は阪神高橋に今季2度目の完封負けを喫し、連勝が3で止まった。借金は10に逆戻りだ。

左腕には前回4月12日の本拠地でも完封され、雪辱を期して対策を練ったが通じなかった。中日井上一樹監督(54)は「高橋遥人くんが今年すごく絶好調というのも分かっている。いろんなミーティングをやったけど、望んでいた攻撃ができなかった」と悔しさをにじませた。

打線は前日まで2試合で連続、今季最多タイの7得点と活気づいていた。だがこの日は二塁すら踏めず、2安打で沈黙。出塁は2回ボスラー、4回福永の単打のみだった。四球ももらえず隙も見いだせなかった。

先発の高橋宏斗投手(23)は5回まで無失点。だが6回に先頭の高橋に左前打を許し、続く高寺に右翼席への2ランを浴びて先制を許した。「勝たないといけない試合だった。粘りきれず、投げ負けた」と肩を落とした。それでも失点は6回の1発のみで、8回7安打2失点で奮闘。15奪三振はリーグ最多の16にあと1と迫る快投だった。「全くうれしくない、三振の数かなと思います」。井上監督も「気合の入ったいい投球をしてくれた」とたたえつつ、「ロースコアの中でワンチャンスをつくることができなかった」と相手をたたえるしかなかった。【佐瀬百合子】

【動画】中日高橋宏斗15奪三振!8回2失点と快投