広島一岡竜司投手(28)が11日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、400万円ダウンの年俸7300万円でサインした。今季はセットアッパーを任されていたが、下半身のコンディション不良で夏場に戦線離脱。33試合に登板し0勝0敗、16ホールド、防御率2・90だった。

「後半戦力になれなかった。もう来シーズン始まっていると思うので、1年間戦えるようにしっかり準備していきたい」

再びセットアッパーに返り咲く覚悟は強い。中継ぎで起用される見込みの新外国人D・J・ジョンソン投手(30=ロッキーズ)、テイラー・スコット投手(27=オリオールズ傘下3A)の2人が来季から加わり、より一層高いレベルでの競争が想定される。右腕は「自分の真っすぐで勝負して、勝ちパターン、後ろで投げるのがベスト。若い選手もいっぱいいるので、1軍のいい位置をとれるように頑張りたい」と闘志を燃やした。

17、18年と2年連続で59試合に登板し、チームのリーグ3連覇を支えた右腕。投手王国再建に一岡の復活は不可欠だ。(金額は推定)